TMJ投資顧問と雅投資顧問に対して下された行政処分は、各方面に大きな反響をもたらしました。
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レビューサイトは一斉に行政処分の記事を更新。
最も反応が大きかったのは、無登録業者をステマするレビューサイト。
(無登録業者が違法業者であることは紛れもない事実。ゆえに結局は「投資顧問のレビューサイトはまともなサイトはほとんどない」という結論になってしまうのですが・・)
この記事では2社に対するレビューサイトやブログなど反応をまとめてみました。
無登録業者をステマするレビューサイトの反応まとめ
まずは無登録業者をステマするレビューサイトの反応を紹介していきましょう。
忘れないでおいてほしいのは、以下に紹介するレビューサイトは無登録業者をステマしていることです。
参考になるレビューなので、引用はしていますが、引用元のレビューサイトもまた違法業者(無登録業者)をステマしているということです(要するに悪が悪を叩いている構図です、本当厄介ですね投資顧問業界は・・)
違法行為を行っている業者(無登録業者)をステマしているレビューサイトということを把握したうえで以下の記事を読んでください。
そうですね。私もこの内容には不服です。
ベストプランナーと同じように金商取消しでもおかしくない悪質な運営をTMJ投資顧問はおこなっていたと思います。しかし、金融庁が決めたことですから私たちが何と言っても変わらない。悔しいです。
引用:悪徳投資詐欺110番
去年の9月に上記2社のグループ会社である、高見英治が代表を務めるベストプランナーが資格剥奪で一発廃業となりました。
当時から、この3社のグループ性に気づいていたはずなのですが、正直中途半端な処分結果とどうしても私は感じてしまいます。
悪質さで言えば、雅投資顧問の方が知名度がまだ高いだけに、集団訴訟サイトに掲載されたりしていますが、結局はベストプランナーと同様の運営を行っていたことには違いないんです。
引用:投資詐欺緊急ホットライン
TMJ投資顧問は自社のステマサイトを使って情報操作したり、虚偽の推奨実績を掲載したりして集客を行っていました。
ステマサイトを使って行っていた悪事はこれだけではありません。
競合他社に対して、ありもしない自作自演の書き込みで情報操作を行い、営業妨害をしていた事実も確認しています。
金融庁がどのような処分を下すのかはまだわかりませんが、これまでの多大なる悪事の数々を考えると一発「金商剥奪」になってもおかしくありません。
要は投資家を騙すような「実績を偽った記事・広告の掲載」と「TMJ投資顧問が凄いという自作自演の口コミ投稿」を行っていたとのこと。
なお、これによってTMJ投資顧問には営業停止命令と業務改善命令が出ています。
そのため営業停止命令が出ている3/12~4/11までの期間は、新しい投資顧問契約を結ぶことができません。
行政処分を受けるような危険な株情報・投資顧問サイトを新しく利用する方はおられないと思いますが、どうしてもTMJを利用してみたい・短期銘柄だけ再度利用しようと思っていたという方は営業停止期間にご注意ください。
引用:おすすめ株サイトレビュー
この勧告内容では軽く感じるのが当サイトの意見です。
会員の多くが虚偽の情報を信じ、損失を出してしまったことから考えると金商取消しであってもおかしくない内容だったと思います。
また癒着するステマサイトを確認すると、業務改善で削除された記事表現や口コミはあるものの、依然としてTMJ投資顧問を優良投資顧問だと誤認させる記事・表現が掲載されています。
今でさえこんな対応しておこなっていないですから、本当に業務改善する気があるのかもわかりません。
引用:投資顧問比較.com
とこのように無登録業者をステマするレビューサイトの方々が口をそろえて
「処分が軽い」
「ベストプランナーのように金商取消にすべき」
といいます。
自らが推奨する「四季」に関東財務局から警告が出てることは一切記事で取り上げないのですね(笑)
まあここでは話題が異なるので、詳しくは触れませんが。
TMJ投資顧問と雅投資顧問をステマするレビューサイトの反応まとめ
行政処分の原因となったレビューサイトの反応は徐々に変わってきています。
TMJ投資顧問のステマ口コミを再開し始めたことは既にお伝えしている通りです。
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その後も細かな変化がありましたので、代表的なステマサイト【優良】投資顧問&株情報サイトを裏分析を例にとって解説していきましょう。
「優良投資顧問」が「PR」に変更
PRとは一般的にウェブサイトで広告に使用される言葉です。
例えば通常の記事と区別できるように広告記事の場合は、タイトルなど冒頭にPR表記されるみたいな感じで使用されます。
【優良】投資顧問&株情報サイトを裏分析の場合は、PRをクリックすると「AIP投資顧問」と「TMJ投資顧問」が表示されます。
ということは「TMJ投資顧問」と「AIP投資顧問」を広告として認めたということを意味します。
ちなみにAIP投資顧問は旧雅投資顧問です。
サイト名は変われど、運営会社やサービス内容は全く変わっていません。
ここで2020年3月にTMJ投資顧問を運営する株式会社フラムに下された行政処分の内容をおさらいしましょう。
○ 著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為等
当社は、広告に関する業務の委託先、当該委託先からの再委託先及び再々委託先(以下、まとめて「本件広告業務委託先」という。)をして、当社の助言実績等に関する記事(以下「当社広告記事」という。)を作成させ、当該記事を多数の投資助言業者等を評価・比較する記事(以下「検証記事」という。)や各投資助言業者等に関して寄せられた記事(以下「投稿記事」という。)を掲載している複数のウェブサイト(以下、まとめて「本件ウェブサイト」という。)に掲載させる手法(以下「本件広告手法」という。)により、当社の広告を行っている。
今回、当社及び広告に関する業務の委託先に対して検査を実施し、平成31年1月から令和元年8月までの間における本件ウェブサイトにおける当社広告記事の内容等を検証したところ、以下の事実が認められた。
(1)助言実績に関して著しく事実に相違する表示
当社は、本件広告手法により、本件ウェブサイトにおいて、検証記事として、少なくとも延べ52 銘柄に関し、また、投稿記事として、少なくとも延べ13銘柄に関し、実際には投資助言の実績がないにもかかわらず、助言を行った実績がある旨の当社広告記事を掲載した。
(2)助言実績に関して著しく人を誤認させるような表示
当社は、本件広告手法により、本件ウェブサイトにおいて、実際には本件広告業務委託先が当社の助言実績を正確に反映することなく作成した当社広告記事を、集客効果を狙って、あたかも第三者によって投稿されたかのような外観を装った記事として掲載した。
TMJ投資顧問の広告記事に問題があったから行政処分が下されてしまったことが明記されています。そして【優良】投資顧問&株情報サイトを裏分析は、行政処分以前はTMJ投資顧問を優良サイトとして記事掲載していました。
TMJ投資顧問が広告元だと表記してしまったことで、皮肉にも行政処分の原因となった「著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為」をしていたのは自分たちです。と暗に認めてしまったということになります。 (まあみんな知っていたことですが・・)
裏を返せば「広告なんだから、良く書くのは当然。今までのやり方続けさせてもらいますよ。」という決意表明のようにも感じます。
今後もTMJ投資顧問とAIP投資顧問には、高評価口コミを同業他社には低評価口コミを投稿し続けるつもりなのでしょう。
雅投資顧問がAIP投資顧問と名前を変え、PRサイトに再掲載
TMJ投資顧問のグループ会社といわれ、ともに行政処分を受けてしまった雅投資顧問が広告から消えてしまいました。
このことに関しては「雅投資顧問を廃業させ、投資顧問業はTMJ投資顧問だけにするのでは?」とか「行政処分に懲りて広告を取り下げたのでは?」など色んなことが言われました。
その後、雅投資顧問はAIP投資顧問と名前を変えてPRサイトに再掲載されました。
どうやら雅投資顧問もステマサイトで集客する方針を変えてはいなかったみたいです。
もし行政処分で心を入れ替えて、業務改善命令を遵守するとしたら、行政処分の原因となったステマサイトからは広告を即時取り下げるべきなのですが。
循環物色アナライザーなる株ソフトをPR
ステマサイトが一斉に循環物色アナライザーという株ツールをPRし始めました。
TMJとAIP同様に不自然なほど高評価の口コミばかりが投稿され続けています。
サイト運営側も投資顧問ばかりを広告として掲載していても、再度行政処分を受けてしまうというリスクがある。
それならばリスクヘッジのために他の広告で収益しとこうと考えたのかもしれません。
しかしこれらのステマサイトがかつて高評価していた投資顧問サイト全てに行政処分が下されている事実を考慮すれば、この循環物色アナライザーという株ツールも相当に怪しいと疑わざるを得ません。
事実ステマサイト以外でこのツールを高評価しているサイトは皆無です。
潜入!ウワサの投資顧問がサイトをリニューアル
TMJ投資顧問、雅投資顧問(現AIP投資顧問)をステマしてるレビューサイトで「潜入!ウワサの投資顧問」というレビューサイトがありました。
そのレビューサイトがサイトをリニューアル。
サイト名も「投資顧問のウワサ」と一新しました。
リニューアルといっても優良投資顧問一覧がPR記事に変わっただけで、TMJ投資顧問とAIP投資顧問、そして循環物色アナライザーのみに高評価口コミを投稿し続けるというスタンスは以前と全く変わりなし。
もちろん同業他社には悪評の口コミが投稿され続けています。
投資顧問都市伝説という新しいコンテンツも始まったみたいですので、こちらも興味深く見守っていきたいと思っています。
TMJ投資顧問、雅投資顧問の行政処分後のレビューサイト反応まとめ
TMJ投資顧問、雅投資顧問に行政処分が下された後は、無登録業者をステマするレビューサイトは「それ見たことか」とばかりにTMJと雅の大バッシング祭りを開催。
行政処分の原因になった当のレビューサイトは、正式にTMJ投資顧問を広告として認めることで、開き直ってステマ口コミ投稿を開始しています。
この状況を見るに、2社に行政処分が下されても、全く状況は変わっていないように感じます。
本当に投資顧問のレビューサイトは見るに堪えない状況です。
当サイトでは何度も繰り返していることですが、投資顧問選びにレビューサイトは活用しないでください。
ネットで投資顧問の口コミを探してもデタラメな情報ばかりです。
金商番号を有している投資顧問サイトなどにいくつか登録して、自分自身の目で比較検討することが一番だと思います。