雅投資顧問がウェブサイトの名称をAIP投資顧問と改めました。
これは「雅投資顧問」で検索すると、行政処分に関する記事が数多くヒットするようになったことが原因になっていると思われます。
サイト名を一新することで、雅投資顧問に業務改善がなされ、心機一転スタートするというならば、それはそれで評価すべきかもしれません。
しかし結論から言うと客観的に判断して、以前の体質が改善しているかはかなり疑問が残ります。
AIP投資顧問は現在どのようなサービスを提供しているのか?
サイト名が変わる以前の雅投資顧問とはどのようなサイトだったのか?
運営している株式会社MLC investmentに下された行政処分の内容は?
サイト名が変わって何が変わった?
など様々な疑問に対して、詳細に検証していきたいと思います。
雅投資顧問がAIP投資顧問へと名称変更
雅投資顧問がウェブサイトの名称をAIP投資顧問と改めたことについては、既に別の記事でもお伝えした通りです。
toshikomon-kuchikomi.hatenablog.com
名称変更に対して、TMJ投資顧問と雅投資顧問(AIP投資顧問)をステマしているレビューサイトは、名称変更した事実を雅投資顧問のページで軽く触れる程度。
(AIP投資顧問のページには、以前雅投資顧問という名前で運営していたことは記されていません。)
行政処分を受けた過去について余程触れられたくないのでしょうか?同じく行政処分を機にサイト名を変えた株 株や日本投資機構株式会社に対しては、まるで違った内容の記事を掲載しています。
新商号は「日本投資機構株式会社」約半年前に金融庁より「行政処分」というキツイお灸を据えられて運営が立ち行かなくなったのでしょう‥今回は「商号だけ」変更するというセコい手法を取りました。
引用:株的中.com「日本投資機構株式会社」
そもそも投資顧問サイトが何故リニューアルするのか?ですが、そのほとんどが「悪評隠し」のためです。ご存知の方もいるかと思いますが、ミリオンストック投資顧問の評判の8割以上は悪評でした。
引用:株的中.com「株株」
当ブログで再三再四お伝えしてますが、ミリオンストック投資顧問など数多くの投資顧問サイトに悪評を投稿しているのは、株的中.comのようなレビューサイトです。
自分たちの悪行を棚に上げて「悪評隠しでリニューアルしてる」とは、どの口がそんなこと言っているのか?
事実を正しく伝えるなら
株的中.comなどのレビューサイトが同業他社の悪評を自演して投稿いる為、ミリオンストック投資顧問などサイトをリニューアルさざるをえない投資顧問会社が少なからず現れ始めています。
株的中.comなどのレビューサイトは、広告元の口コミや推奨実績についても捏造した記事を公開していました。
その結果TMJ投資顧問と雅投資顧問には行政処分が下されました。現在行政処分などの悪い記事が増えてきたので、雅投資顧問は「商号だけ」変更するというセコい手法でAIP投資顧問として運営をしています。
こんなところじゃないでしょうか?
恐らくTMJ投資顧問と雅投資顧問(AIP投資顧問)以外の投資顧問会社のスタッフなどは、この表現に全員同意してくれるのではないでしょうか?
AIP投資顧問は現在どのようなサービスを提供しているのか?
AIP投資顧問は現在どのようなサービスを提供しているのか?
公式ウェブサイトのサービス一覧をチェックしてみました。
無料サービスとしてメルマガや銘柄診断。
有料サービスは大きく分けて「資産形成プラン」と「銘柄契約プラン」の2種類が用意されているようです。
しかしながらその詳細は、会員登録するまで分からなくなっています。
会員ページで紹介されている有料サービスは以下の通りです(2020年8月27日現在)
資産形成契約プラン
- トライアルコース 350,000円/30日
- ベーシックコース 500,000円/30日
- 雅コース 800,000円/30日
銘柄契約プラン
- 銘柄契約プラン 50,000円
- 弐銘柄コース 300,000円
- 参銘柄コース 450,000円
端的に言えば、AIP投資顧問は雅投資顧問のサービスをそのまま提供しています。
代表者やアナリストにも変更はありません。
ゆえに変更されたのはサイト名のみだと結論付けることができるかと思います。
サイト名が変わる以前の雅投資顧問とはどのようなサイトだったのか?
サイト名が変わる以前の雅投資顧問とはどのようなサイトだったのか?
ウェブサイトを見る限りの印象では、ごく普通の投資顧問サイト。
無料会員登録することで、市況レポートや銘柄相談といったサービスが無料で提供されるというのも、よくある一般的な投資顧問サイトの手法です。
運営会社の株式会社MLC investmentは、投資助言業を営むにあたって必須の金商番号を有しており、投資顧問業者としての最低限のハードルはクリアしています。
しかし問題なのはその集客方法です。
一般的な投資顧問会社であれば、Google広告などウェブ広告などを出稿することで集客宣伝活動を行っています。
雅投資顧問もウェブ広告は利用していたようですが、集客のメインとなっていたのがステマのレビューサイトです。
口コミはおろか助言実績までも捏造したレビューサイトを量産。
そのことが主な原因となって運営会社の株式会社MLC investmentは関東財務局から行政処分が下されてしまいました。
toshikomon-kuchikomi.hatenablog.com
運営している株式会社MLC investmentに下された行政処分の内容は?
雅投資顧問を運営していた株式会社MLC investmentはどのような行政処分を受けたのでしょうか?
それは関東財務局のウェブサイトに記載されていました。
株式会社MLC investmentに対する行政処分について:財務省関東財務局
内容を抜粋すると
(1)業務停止命令
新たな投資顧問契約(契約金額の増額を伴う変更契約を含む。)の締結に係る勧誘・契約締結を令和2年3月12日から同年4月11日まで停止すること。
(2)業務改善命令
1)不適切な広告の掲載を直ちに停止すること。
2)本件の発生原因を分析し、適切な業務運営態勢及び内部管理態勢の構築を含む再発防止策を策定・実施すること。
3)全ての顧客に対し、今回の行政処分の内容を説明し、適切な対応を行うこと。
4)本件法令違反行為の責任の所在を明確にすること。
5)上記1)から4)までについて、具体的な改善策を令和2年4月13日(月)までに書面により報告すること。
ちょうど業務停止命令の期間と重なるようにステマレビューサイトから雅投資顧問の口コミが非表示になったことを思い出します。
しかし現在では、再び名称を改めたAIP投資顧問に自演と思われる絶賛口コミが連投され続けています。
(もちろんライバル企業である同業他社には悪評口コミが連投され続けています)
サイト名が変わって何が変わった?
雅投資顧問がAIP投資顧問にサイト名が変わって何が変わったのでしょうか?
基本的には何も変わっていないと思われます。
サービス内容も
アナリストも
料金も
そしてヤラセのレビューサイトでステマする行為も
株式会社MLC investmentに行政処分が下されたときに雅投資顧問にこのような文章が発表されました。
弊社は、広告代理店に対し、広告を依頼しておりましたが、委託先の広告代理店の再委託先、再々委託先により、関東財務局指摘の不適切な広告が掲載されていたことを原因とするものです。
弊社は、再委託先や再々委託先を指定したことはなく、また、その内容についても一切の関与をしておりませんが、広告を委託し、結果として、不適切な広告が掲載されたことは、金融商品取引法にのっとって事業を行うものとして、管理責任を負わなければならない事柄です。
(中略)また、このような事象が起きた発生原因を究明し、新たに、証券市場、投資家の皆様に寄与できる態勢を構築いたします。
そしてヤラセのレビューサイトは、雅投資顧問(AIP投資顧問)をPRサイトとするとともに、このような文面を掲載しています。
当記事は、AIP(株式会社MLC investment)の委託を受けて分析・検証し、AIP(株式会社MLC investment)の審査及び承認のもと掲載しています。
引用:株的中.com「AIP投資顧問」
簡単に言えば、株的中.comは、雅投資顧問(AIP投資顧問)の広告を掲載しているサイトであるとサイト側が正式に認めた。
ゆえに記事の内容に関しては、雅投資顧問(AIP投資顧問)を運営している株式会社MLC investmentの審査や承認がある。
ということは、このレビューサイトで同業他社に数多くの誹謗中傷口コミが投稿されている事実についても当然ご存じのはずです。
株的中.comがどのような目的で作成、運営しているサイトは知らなかったとはもう言えませんよ。
何故ならAIP(株式会社MLC investment)の審査及び承認のもとに記事が掲載されているのですから。
【結論】AIP投資顧問が行政処分で業務改善されたかは疑わしい
現在、AIP投資顧問に対する評価は二分されていますが、高評価なのはAIP投資顧問が関連しているサイトのみです。
行政処分が下されて以降も、自演と思われる不自然な口コミが連日投稿され続けています。
しかもその口コミや記事が株式会社MLC investmentの審査や承認を得た上で公開されているというのだから驚きです。
行政処分以降はその原因となったレビューサイトは閉鎖されて当然と思っていたのですが、PRサイトと開き直って以前と変わらぬ集客方法を続けています。
行政処分が下されても何ら体質は改善されていないと思わざるを得ません。
この記事では雅投資顧問(AIP投資顧問)について取り上げましたが、もちろんもう一つの広告元であるTMJ投資顧問(株式会社フラム)も全く同じ手法で集客を行っています。
全く同じ手口を使って集客を再開していることを考えると、匿名性の高い口コミサイトという特性を逆手にとって、不自然な口コミ投稿を第三者の投稿だと言い張って運営を続けるのでしょう。
結論としては、株式会社MLC investmentは、行政処分を機に業務が改善したかと問われれば、疑わしいと言わざるを得ません。